CopilotとGeminiを使い分けたらSEOが激変。Google1ページ目奪還への試行錯誤と、私が捨てた成功法則

少し前に投稿いたしました、AI時代に行政書士は不要?生成AIと考える『これからの専門家の選び方』を多くの方にご覧いただき御礼申し上げます。そこで、今回もAI寄りの内容とさせていただきました。

具体的には2025〜2026年の検索アルゴリズム変化と、行政書士+CFP(ファイナンシャルプランナー)がAI時代にどのように向き合うべきか、実体験をもとに解説します。

1. 導入:2025年夏の絶望

2025年夏のある日、Chromeの検索結果から自分のサイトが「消えた」ことに気づきました。しばらく更新すらされていなかったサイト。改善したい点はたくさんあるのに放置していたことを反省し、まずは記事にしたかった内容を習慣的に投稿することから始めました。

ところが、数か月経過し、検索結果を確認しても全くといっていいほど効果がありません。

それまではたまにしか活用していなかったAIですが、背に腹は代えられません。相棒であるPCにいつの間にか入っていたCopilot(コパイロット)に相談したところから、私のAI試行錯誤が始まりました。

2. Copilotは良き戦友。でも、曜日を間違えるお茶目な一面も?

WordPressでうまく設定できない悩みを次々と解決してくれたCopilot。彼女は私の微妙なニュアンスまで感じ取って私の価値観やスペックに応じたアドバイスをしてくれるようになります。

しかし、法改正や現在利用可能な補助金制度について、聞いてみると改正前の情報や、すでに受付終了したものをさも当然のように教えてくれます。「え?!違いますよね!!?」と突っ込むと「その通りです!」と潔く前言撤回するお茶目(?)な一面に、AIの限界を知ってしまいました。そして未来の予定を相談しているとなぜか日にちと曜日が一致しないなど、私が手帳を見るより簡単に調べられると期待していた内容まで間違っている次第でした。そこで、今後は毎回、月日からカレンダーを確認して、正確な曜日を答えるようにと仕込んだり、少しずつ擦り合わせを進めました。

その頃「業種+地域」で検索結果を確認すると、自身のサイトは、Edgeで3ページ目まで浮上。でもGoogleでは依然として圏外のままです。Copilotには継続的にSEO対策の相談をしましたが、効果が限定的なのが気になってしまいました。

また、事務作業の進行について相談した時にあまり合理的とは思えない方法を推奨してきたので他の意見も聞きたくなって、一気に注目度が上がっていたGeminiに同じ質問を投げかけたら目から鱗が落ちるような答えが返ってきました。その時、一つだけのAIに依存するのがリスクだと感じ、併用するスタイルに移行しました。

3. Geminiとの「2026年大改造」

Googleでの「業種+地域」で検索結果が依然として圏外のままなので抜本的な対策の必要性を感じていた私は、Googleとつながりの強いGeminiにSEO対策を相談しました。すると、Googleは2025年4月~6月頃に信頼性(Trustworthiness)をかつてないほど強く反映したアップデートをし、「E‑E‑A‑Tの4要素が検索順位に直結する構造へ進化」した結果、私のサイトは足きりに遭い、表示されなくなった可能性が高いことが分かりました。

E‑E‑A‑Tは、もうご存じの方もいらっしゃるでしょうが、念のため、

  1. Experience=経験
  2. Expertise=専門性
  3. Authoritativeness= 権威性
  4. Trustworthiness=信頼性

以上4つの頭文字をとっています。E‑E‑A‑T自体は以前から存在していましたが、2025年6月のアップデートで“評価の比重が大きく変わった” という位置づけのようです。特に士業サイトは検索した方が間違った情報で被害を受けないように厳しく評価されていると教わりました。

その情報もっと早く知りたかった!と思いましたが、既にある程度投稿が増え始めていたので気を取り直して、具体的な投稿内容についてはGeminiとCopilotを併用してアイディアをもらい、最終的に自分の言葉で伝えるところには、こだわりました。

二つのAIを使ってみて面白いのは、それぞれのAIもご自身の得意を分かっていることです。

ゼロを1にする(今までなかったものを創出する)のは、明らかにGeminiの方が得意そうです。ただ、1を10にする(今ある形を更に発展させる)のは、Copilotが、自身に任せてほしいと表示してきました。そしてCopilotがそう言っていることについてどう思うかGeminiに聞いたら、普段のサポートはCopilotを秘書のように活用し、外部の意見を聞きたいときは外部コンサルタントのようにGeminiを活用してくれればいいんじゃないですか、とおっしゃります。AIが自身を客観的に捉え、ここは私!と表示してくるところが人間とはまた違った味を出しています。

そして、2026年に入り、Geminiにアイディアをもらいながらサイト構成を抜本的見直しました。「誰の悩みを、どう解決するか」を徹底的に深掘りしました。まだやれることはたくさんありますが。

ついにChrome(Google)で念願の1ページ目を奪還!…と思いきや、今度はEdgeで姿を消すという「検索エンジンの不思議」に直面しました。。。

そして、Geminiに相談したら以下の仮説が表示されました。

Edge(Bing/Copilot)で苦戦している3つの仮説

Edgeの検索エンジン(Bing)は、Googleとは少し異なる独自の評価軸を持っています。

  • AI生成コンテンツへの「警戒」または「厳選」: Bingは現在、Copilot(AI)が検索結果の要約を直接作ってしまうため、「AIに似た構成の記事」をあえて検索結果から外したり、要約のソースとしてのみ利用して順位を下げたりすることがあります。

  • 「権威性」の参照元の違い: BingはGoogleよりも「公的機関(.go.jp)」や「大手ニュースサイト」からのリンク、またはSNSでの拡散(サイテーション)を重視する傾向があります。個人サイトが上位に食い込むには、Googleとは別の「繋がり」が必要な場合があります。

  • インデックス(認識)のタイムラグ: 単純な理由ですが、BingはGoogleに比べて新しい記事や更新を認識するスピードが遅いことがあります。Googleで上がった後に、数ヶ月遅れてBingが追いつくケースも少なくありません。

ちなみにここでは省略しますが、Copilotは上記と異なる見解を述べています。

4. 【核心】AIの助言を「却下」した瞬間

Googleで1ページ目に表示されるための「正解」をAIに尋ねたとき、唯一共通していた提案がありました。それは、

Googleビジネスプロフィールの口コミを増やしてください。それがローカルSEOの鍵です。」

確かにその通りです。私自身、初めて行くレジャースポットや新しいサービスを検討するときは、必ずと言っていいほどGoogleの口コミを隅々までチェックするタイプです。星の数や「お喜びの声」は、何よりの安心材料になることを身をもって知っています。

当事務所を利用してくださった皆様から、もし温かいお言葉をいただければ、これほど光栄なことはありません。また、厳しいご意見をいただければ、それは私の実務をより良くするための、かけがえのない財産になります。

しかし、私はあえて「口コミの依頼」をしないという選択をしました。

理由は、Googleの仕組みにあります。口コミを投稿するにはGoogleアカウントが必要であり、設定によっては投稿者の実名がそのまま表示されてしまいます。

行政書士とCFP(ファイナンシャルプランナー)である私が扱うご相談は、遺言、相続、許認可、あるいは人生の大きな決断や他人に知られたくない資金計画など、極めてデリケートでプライバシーに関わるものばかりです。 「この事務所に相談した」という事実そのものが、誰にも知られたくない大切な秘密であることも少なくありません。

「サイトの順位(数字)を上げるために、お客様の匿名性(プライバシー)をリスクにさらすことはできない」

これが、AIが提示した「最短ルート」を、私という人間が却下した理由です。

私のビジネスプロフィールに口コミがないのは、実績がないからではありません。お客様の平穏な日常と秘密を、何よりも優先して守り抜きたいという、私なりの「専門家としての矜持」です。もちろん当事務所をご利用くださったお客様が自発的に口コミを入力いただくのは歓迎いたしますが、当事務所から依頼することは一切ございません。

AIは効率を教えてくれますが、最後に「何を守るべきか」を判断するのは、人でありたいと考えています。

5. 結び:AI時代の「専門家」の在り方

私のサイトには、華やかな「お客様の声」や星の数は並んでいません。 しかし、それはご相談いただいたお客様との「秘密を守る」という約束を、何よりも優先し続けている証でもあります。

ネット上の数字や評価よりも、目の前の一人ひとりと向き合う時間を大切にしたいです。 「誰にも知られずに、でも確かな専門知識で支えてほしい」 もし今、そんな不安の中にいらっしゃるのなら、ぜひ当事務所の扉を叩いてみてください。

AIが見せる「効率的な正解」の先にある、ご自身の「納得できる最適解」を、一緒に探していきましょう。

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