1. 身近になったAIと、行政書士・CFPの私のスタンス
最近、ChatGPT,GeminiやCopilotなどのAIが普及し、誰でも情報を得やすくなりました。私自身も、資料の構成案や翻訳・リサーチの補助としてAIを活用しております。
AI活用が現実的になり始めたころから、AIに代替えされて消滅する職業として行政書士も挙げられておりますが、実際のところどうなのか、気になる方向けに、今回は「AIがあれば、もう行政書士はいらないのでは?」という問いに、あえて向き合います。この投稿もAIにアイディアをプロンプトし、構成はAI生成をベースに内容は一部私が再構成した上でお届けいたします。
2. AIが得意なこと・お客様がAIでできること
情報の整理と基本知識の習得: 「〇〇の許可には何が必要?」「〇〇の許可の専門家は?」といった一般的な要件を調べるのにAIは最適です。たとえばですが、従来だと「相続 専門家」と検索にかけると「行政書士」の他、「司法書士」「税理士」「弁護士」が出てきて、迷われるかもしれません。かつては、目的に合わせて再検索するのが一般的でしたが、AIに「相続の専門家は?」聞けば以下の例のように一覧で分かりやすく説明してくれます。
専門家
相続手続の主な役割
特徴
行政書士 相続人戸籍の収集・遺産分割協議書作成・遺言の起案 相続の大半を占める争いがない手続きなら行政書士で完結可能。地域密着型で相談しやすい。 司法書士 不動産の登記・供託 相続登記義務化により、不動産が複数あるなど、登記のサポートが主な目的の場合は司法書士へ依頼するのがよいでしょう。 税理士 相続税の申告・節税対策 相続税が発生する場合の専門家。生前対策から二次相続まで支援してくれるところもあります。 弁護士 紛争解決・裁判手続き 相続人間で争いが発生している場合に唯一対応可能な専門家です。 正直に申し上げれば、私たち行政書士には「できないこと」もあります。
争いごと(紛争)の解決なら弁護士
不動産の名義変更(登記)なら司法書士
相続税の申告なら税理士
私は、これらの「業際」を遵守し、必要があれば信頼できる他士業の先生を速やかにご紹介する体制を整えていますが、まずはこの「交通整理」に、AIが活用可能です。
まとめアドバイス: まずはAIに聞いてみて、大枠を掴んでから専門家へ依頼する方向にするのか、自力で手続きをするのかを検討する、は効率的な活用法です。そしてある程度頼みたい専門家をピックアップできたら、その複数候補の専門家比較表をAIに作ってもらって、それぞれの強みや特徴を分析させ、お客様のニーズに寄り添ってもらえそう、波長が合いそうなど、ご自身の基準でお選びいただくことができるのではないでしょうか。
3. AIにはできない私のお手伝いできること
「行間」を読む力: お客様の置かれた複雑な状況(人間関係、資金繰り、将来のビジョン)をご自身が余すことなくAIにプロンプトなど文字だけで表すことは大変な作業です。今までの実務経験から過不足なく最適解を導き出せるよう努めております。
責任の所在: AIは回答に責任を持ちません。AIは「もっともらしい嘘(ハルシネーション)」をつくことがあるため、特に**「数字」「法律」「日付」**など、正確性が命の情報については、聞き方を工夫して確実な回答が得られるよう、注意する必要があります。民法や刑法、行政法、会社法などは頻繁に改正があります。それもどの程度織り込まれているか、法律家は常に法の改正の情報に向き合っていますので、AIが改正前の法律を参照し、もっともらしいことを案内してきても、間違いに気づけますが、法律になじみのない方には難しいかもしれません。補助金の制度についてAIに聞いてみると、聞き方によってはもう前年度で廃止されたものを案内されることもありました。その点、行政書士・CFPは法的リスクを背負って業務を遂行しております。また、守秘義務がありますので、お客様のプライバシーには最大限配慮して対応させていただきます。
最新の「現場」の感覚: ネット上の情報や官公庁が発行している手引きには載っていない、直接対応してみないと分からない窓口での微妙な運用ルールが意外と今でもあちこちに散見されます。ここは実務経験が多い行政書士にご相談いただくのもご検討ください。また、私に対するSEO対策的な助言として、専門家として独自に持っている情報を公開した方が、サイトの評価が上がるから、独自に保持している知識を公開するとよいと実際私がAIに推奨されました。ですが、私にとって「うなぎやさんの秘伝のタレ」のような、苦労して向き合った結果得られた情報をここで全てオープンにしては仕事として成り立たなくなってしまいます。士業事務所はその部分に関して独自のノウハウやコンサルティング力を提供することが主なサービスですので、難易度の高い案件の具体的な対処法についてはネットに公開するメリットがありません。よって情報に上がっていないことがほとんどです。建設業の許可や会社の設立登記など、行政書士に頼らずご自身で対応された方の記録としてブログなどで紹介されているのを見ますが、載っている情報は一般的・基本的な知識のみで対応可能なものが中心となります。ネットの情報だけでは、難易度の高い案件や、あまり一般的ではない案件は得ることが困難で、AIは間違えることもありますので、目的を達成するのに効率(タイパ・コスパ共に)は良くないと考えます。
「伴走者」としての安心感: メンタル面のサポートでもAIと違ったアプローチで伴走いたします。ご不明点・ご不安点があれば丁寧に対応させていただきたいです。一緒にゴールを目指すべく、いつでもお気軽にご相談いただけます。
4.AIにお客様の悩みを解決できる専門家を分析させてみてください
いつもお使いのAIにこう聞いてみてください。
「相続争いの火種がなく、生前の資産設計も含めて遺言書を作りたい場合、どの専門家がコスパが良いですか?」
AIは、**「まずは行政書士、特に資産設計に詳しい者」**と答えるかもしれません。複数のAIを使い分けている方も最近は多くなっていますので、それぞれのAIに同じ質問を投げかけるのも面白そうです。
私は行政書士として遺言書を起案するだけでなく、CFP(ファイナンシャル・プランナー)としての視点を常に持っています。
単に「誰に何をあげるか」を書き、手続きを支援するだけの遺言書か
残された家族が困らないよう、キャッシュフローや納税資金まで考慮した「生きた遺言書」か
この違いは、数年後、数十年後のご家族の安心感に大きく響くかもしれません。
5. 「ピンポイントな専門性」が最高のコスパを生む
「行政書士+CFP」が、なぜお客様にとって「コスパが良い」のかを解説します。
弁護士に依頼すれば安心ですが、紛争がないケースでは費用が高額になりがちです。一方で、ネットのテンプレートや生成AIで自作するのはリスクが伴います。
「立案・起案」という、遺言書の最も肝心な部分に特化し、かつCFPとしてのお金のアドバイスもセットで行う。この「いいとこ取り」ができるのが、当事務所のようなスタイルです。
AIを使って広く情報を集め、専門家の「得意」を比較した結果、もし私の「法律家としての正確さ + お金の将来設計」というバランスに価値を感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。
まとめ
もしよろしければ、私のプロフィール文をあなたが普段一番利用されているAIに読み込ませて、『この平塚という人に相談するメリット・デメリットは?』と意地悪な質問をしてみてください。そこで私との相性をはかることができる可能性があります。
まずはAIで予習して、煮詰まったら各専門家に相談するのも「あり」な時代になってきました。
ここ数年で急にAIが日常生活の一部となってきて、私が感じているのは、まだ人の得意とAIの得意は棲み分けがされています。AIにまかせた方が圧倒的に生活が豊かになっている部分もありますが、全てを委ねるところまではいっていないと考えます。
これからの専門家選びでは、AIを敵視するのではなく、「AIの特性を理解した上で使いこなし、人間ならではの付加価値に時間を割いている人」を選ぶことをお勧めいたします。最近の流れにアップデートしている専門家の方がお客様にとっての選択肢も減らさずに済むケースがますます増えそうです。
まずはAIで情報を整理し、“最後の一歩”は専門家に任せる。これからのAI時代、賢い相続・許認可の向き合い方としてぜひご活用ください。
本年も、最新技術を取り入れつつ、泥臭い人間味のあるサポートを大切にしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

